本文是一篇日本留学生论文,本研究基于动态系统理论的观点,考察了中国大学日语专业一年级和二年级学生的口头词汇知识的广泛发展特征。经过一年的时间,以四名一年级的实验者和四名二年级的实验者为研究对象,采用动态的研究方法,从实验者整体的发展倾向和个别的发展倾向出发,总结了学习者口头词汇知识的广泛发展特征。
第一章 序論
1.1 研究背景
語彙は言語を構成する基本素材の一つである。Zimmerman(1997)は語彙を言語の核心と呼んでいた。第二言語を学習する過程には、語彙の学習は基礎のポイントでもあり、同時に重要な部分でもある。Verhallen & Schoonen(1998)は語彙の習得が第二言語習得の重要なタスクであることを指摘していた。言語が産出される過程には、語彙が正確に使用されば、相手に情報をよく伝えることができる。しかしながら、語彙が間違ったら、相手はその情報の意味を誤解し、コミュニケーションに支障をもたらすことになるかもしれない。語彙習得の具合は学習者の語学の能力を表すことができる。語彙習得の具合がよくなければ、語学の意味を失ってしまうといっても過言ではない。また、言語学の発達に伴って、語彙知識の重要性が認識されるようになった(Wilkins,1972;Levelt,1989;Marslen−Wilson ら,1994)。語彙の分類には、視点によって違った分類方法がある。第二言語の研究者は語彙知識の概念および分類方法について、それぞれ自分の考えを持っているが、語彙知識が複雑で多次元的なシステムであることは共通な認識である。その中で、Nation(1990)の語彙分類方法は広く認められていた。氏は学習と使用の立場から、まず受容語彙(Receptive Vocabulary)と産出語彙(Productive Vocabulary)という概念を導入した。それによると、受容語彙は言語学習者が聴解、あるいは読解などの受容性活動の過程から認識と理解できた語彙であり、産出語彙は言語学習者が口頭産出や作文などの産出性活動の中で自由に表現できた語彙を指す。つまり、受容語彙は言語理解の産物であり、産出語彙は言語運用の産物である。また、Nation(2001)は、語彙知識の立場から、語彙知識の広さ(Breath of Vocabularyknowledge)と語彙知識の深さ(Depth of Vocabulary knowledge)と分類した。
1.2 「語彙知識の広さ」の測定指標
産出語彙の能力に関する研究が「語彙知識の広さと深さ」という二つの方面に関連し、本稿は主に学習者の産出語彙知識の広さの発達に関する研究を行う。語彙知識の広さは学習者の進歩程度を表し、また学習者の語彙能力の発達の顕著な標識でもある。Laufer(1998)は学習者にとって語彙知識の広さが深さより重要であると指摘した。そのため、学習者の産出状況と変化傾向を明らかにするには、産出性語彙知識の広さの発達を把握する必要がある。
従来の研究では、産出語彙の広さを測る方法はさまざまがあり(盧敏 2008:豊かさと複雑さ;朱慧敏 2013、鮑貴 2008:豊かさ;張建華 2015:広さなど)、いずれも語彙の頻度分布(Lexical Frequencyprofile)、語彙の多様性(Lexica Lvariation)、語彙の複雑さ(Lexical Sophistication)、語彙密度(Lexica Idensity)などの次元から行われていた(Laufer1991,1994;鮑貴 2008;朱慧敏 2013 等)。そこで、筆者はこれまでの研究と同様に上記の四つの次元を本研究の産出語彙知識の広さの測定指標とした。
第二章 研究プロセス
2.1 研究問題
本研究はダイナミックシステム理論に基づいて研究を展開していく。具体的には、動態観察法を利用し、日本語専門の大学生の口頭産出語彙の発達に対して動態の追跡調査を行う。日本語学習者の産出語彙知識の広さの発達特徴を研究することを目的とし、具体的には以下の問題点を検討したい。
1) 一年間の考察で、一年生と二年生の口頭産出語彙の頻度分布11、語彙の多様性、語彙の複雑さ及び語彙密度は全体的な変化はどのような傾向を呈しているか。2) 一年間の考察で、一年生と二年生の口頭産出語彙の頻度分布、語彙の多様性、語彙の複雑さ及び語彙密度は個体的な変化はどのような傾向を呈しているか。3)語彙知識の広さの各指標の間ではどのような相互関係があるか。これらの関係はどのように変化するか。
2.2 データの収集
本研究のデータは 4 回の口頭作文からなっている。作文のタイトルは以下のようにしている。
被験者は作文のタイトルをもらってから、10 分間の思考する時間が与えられる。そのあとで、口頭でその話題について発表し、録音する。発表時間は1分間以上に要求されている12。
本研究は追跡研究であるから、その最大の特徴が、同じ研究対象に対して複数回のデータを収集することである。追跡調査の妥当性を影響する最大の問題は、複数回で収集したデータの合理性である。大人を研究対象とした時は、同じ難易度のタスクで研究の意義を持っているが、同じ難易度のタスクを設計するのは難題になる。たとえば、同じテーマで口頭作文を作ってもらえば、難易度は同じであるが、研究対象に同じ話題を繰り返しテストさせたら、次第にやる気がなくなり、研究結果に影響を与える可能性がある。妥当性の問題も存在する(文 2009)。
第三章 調査の結果と分析...................................24
3.1 口頭産出語彙知識の広さの全体的な発達状況........................... 24
3.1.1 語彙の頻度分布の全体的な発達状況...............................24
3.1.2 語彙の多様性の全体的な発達状況...................................27
第四章 結論........................................48
4.1 中国人日本語学習者の口頭産出語彙知識の広さの発達傾向................. 48
4.2 ダイナミックシステム理論から見る口頭産出語彙の発達..................... 49
4.3 不足と今後の課題........................................ 50
第三章 調査の結果と分析
3.1 口頭産出語彙知識の広さの全体的な発達状況
3.1.1 語彙の頻度分布の全体的な発達状況
考察期間で被験者が産出した各レベルの語彙の発達状況はどうなっているのか。前の述べたように、本研究では、「リーディング チュウ太」を語彙の分類基準とし、その語彙分布表によって語彙を三つのレベルに分けている。即ち、高頻度語(N3語彙と N4 語彙)、中頻度語(N2 語彙)と低頻度語(N1 語彙と級外語彙)である。ここで、語彙の頻度分布の数値がパーセンテージで表す。
表 3 と表 4 は、一年生と二年生の被験者の 4 回の口頭産出における語彙の頻度分布の発達状況を示したものである。二つの表から、4 回の録音の中で高頻度語の使用の割合が最も高く、低頻度語の使用の割合が最も低いことがわかった。しかも、低頻度語は他のレベルの語彙と比べて産出割合の差がある。被験者が産出した高頻度語、中頻度語と低頻度語の割合の平均値の変化を直観的に考察するように、図1のような折れ線グラフを作成した。
第四章 結論
4.1 中国人日本語学習者の口頭産出語彙知識の広さの発達傾向
本研究では、ダイナミックシステム理論の視点に基づいて、中国の大学の日本語学科の一年生と二年生の口頭産出語彙知識の広さの発達特徴を考察した。1 年間にわたり、一年生の 4 名の被験者と二年生の 4 名の被験者を研究対象とし、動的な研究方法を用い、被験者の全体的な発達傾向と個別な発達傾向から、学習者の口頭産出語彙知識の広さの発達特徴をまとめた。
まず、各指標の全体的な発達傾向について、次のことがわかった。
語彙の頻度分布から見ると、二つの学年の被験者はこの 1 年の考察期間で、学習が進むにつれて、高頻度語の産出割合が減少し、低頻度語の産出割合が増加になってくる。また、中頻度語の産出割合について、一年生の方は顕著に向上したが、二年生の方は明らかな変化が見られなかった。
語彙の多様性について、二つの学年の被験者は、4 回の録音で延べ語彙数が上昇する傾向になったが、統計学的に有意な変化ではない。言い換えれば、被験者の語彙の多様性はこの考察期間で顕著な変化はない。
語彙の複雑さの変化については、被験者の語学能力が向上してくるにつれて、産出した語彙の難しさも増してくる。
参考文献(略)