本文是一篇日本留学生论文,本论文主要以“猩猩听译”中的翻译实践为基础,以实际从事的工作内容之一而产生的语境为例,对新闻翻译进行了论述。在翻译工作中,根据需要试着将各种各样的翻译技巧应用于翻译工作,但在拙论中,主要是在翻译工作中,以通融的技巧为重点展开论述。
1.翻訳プロジェクトの紹介
経済のグローバル化と世界の多極化の発展に伴い、中国と日本の間の交流はますます頻繁になっている。コミュニケーションはメディアと切り離せないものであり、その簡素化された言語により、ニュースは国際上、政治的、経済的及び文化的交流を行う重要なツールになっている。そこで、記事の翻訳は国家と国家の間の情報交換には重要な役割を果たしている。
筆者は2020年10月から2020年12月にかけて、「猩聴訳」というアプリで日本語ニュースの翻訳に携わった。筆者は日本語ニュースの翻訳に毎週3回ぐらい参加していた。翻訳した内容は政治、経済、国際、文化などの各分野に及んでいる。ここで、簡単に翻訳の流れを説明しておきたい。
まず、「猩聴訳」の責任者は翻訳タスクとするニュースのオーディオをウェイチャトグループにアップロードしている。それから、ウェイチャトグループにおける日本語専門の学生は締め切り時限までに指定された翻訳作業を完成しなければならない。次に、翻訳作業が完成した後、責任者は必要な修正に手をいれる。最後に、訳文を新しい記事として「猩聴訳」というアプリに掲載されるのである。
翻訳作業において、筆者は自分の訳文を修正された訳文と比べ、訳文などに存在する不足を発見することを通じ、自分の翻訳能力をアップさせようとする。筆者は翻訳作業を何とか進めているが、依然として迷ったところがよくある。その場合、先輩のおかげで、翻訳作業をすらすらと進めることができたのである。
2.翻訳プロセス
2.1 事前準備
翻訳作業を展開するために、事前準備が必要である。筆者は以前、記事翻訳の経験が少なく、事前準備の段階に様々な工夫をしてきた。本章は翻訳理論の選択及び翻訳ツールについて紹介したいと思う。
2.1.1 翻訳理論の選択
今回の翻訳実践を完成するために、筆者は様々な翻訳理論を勉強していた。最終的にフェルメールのスコポス理論を中心に、今回の翻訳実践レポートを 完成してみた。以下はスコポス理論について簡単に説明してみたいと思う。スコポスとは、「的、標的」という意味のギリシャ語で、Vermeer が「翻訳の目的」を表す用語として使いはじめた。スコポス理論によれば、いかなる 翻訳であれ、翻訳過程を決める最も重要な原則は翻訳行為全体の目的である。つまり、人間の行為は与えられた状況下で発生する意図的かつ目的のある行 為である。翻訳という行為も人間の行動であるため、翻訳も個人対個人又は 異なる文化の間で発生する意図的な行為である。Vermeer によれば、翻訳は ST の著者と翻訳を依頼するクライアント、翻訳者、そして TT の読者の間で行われる意図的な相互作用であり、翻訳者という媒介者を通じて異なる文化 に属する構成員の間でのコミュニケーション機能を担う異文化コミュニケー ションである。
スコポス理論は三つの重要な原則——目的原則、結束原則、忠実原則からなっている。核心的な原則は目的原則である。具体的に言うと、次のように六つの基本原則が含まれている。
1.TT(Target Text:目標テキスト/翻訳文)はスコポスによって決められる。
2.TT は SC(Source Culture:起点テキストの背景文化)と SL(Source Language:起点テキスト)が提供した情報を TC(Target Culture:目標テキストの文化圈)とTL(Target Language:目標テキストの言語)で伝える役割、つまり「情報の提供」を果たす。
3.TT は逆の方法での情報の提供はしない。言い換えれば、TC での TT の機能を必ずしも SC での ST の機能と同じくする必要はない。
4.TT は内部的に結束性を持たなければならない。
5.TT は ST との結束性を持たなければならない。
6.上記の規則は優先順位によるものである。よって、スコポスが何よりも優先する。
2.2 翻訳対象の把握
記事翻訳作業を展開する前に、ニュースというテキストスタイルの特徴を把握することが必要である。したがって、以下、筆者は記事という文体を分析したい。
2.2.1 ニュースについて
最近話題の出来事や、過去の世相などを探索する場合、ニュースは有効な情報源となっている。たとえば、ある事実が起こったかどうかという事実確認や、ある人物に関 係した情報を集める場合などに活用することができる。あるテーマに関する情報 を広く集め、そこから新たな問題提起をする場合にも活用可能である。ニュースは、過去から現在にかけての多様な社会情報を日々記録しているメディアなのである。
ニュースの特徴の1つとして、速報性がある。これは、早く出来事を伝え るという効力があるのと同時に、事実関係の裏付けが正確ではない場合もありうることを意味する。したがって、事実調査にニュースを活用する時は、 複数の記事で情報を確認し、事実が起きた数日後の紙面も参照する必要があ る。また、ニュース以外のメディアによる記事も併せて調査することは必要 である。可能なかぎり多様な角度から調べ、情報を検証することが大切であ る。もう一つの新聞記事の特徴は、「逆三角形」で作られていることである。一般の文章は「起承転結」といった具合に経緯をたどって結論を最後に書くことが多いのであるが、新聞記事は真っ先に結論を書き、その後に説明を加えていく。的確にニュースのポイントを読者に伝えることができるだけでなく、記事を短くする場合も後ろから削っていけば重要な結論を落とさずにすむ。
短い記事は別として、ニュースには見出し、リード(前文)、本文がある。見出しは、記事の内容を一目で伝えるいわばタイトルである。記事を書いた 記者ではなく、第一読者である整理記者が付ける。「見出しがつかないのは 記事が悪いから」といわれるのは、見出しは記事のエッセンスを言葉に凝縮 するからである。思わずひざをたたくようなうまい見出しは、ニュースの魅 力のひとつだろう。リードは本文を簡潔にまとめたもので、数行のなかに本 文のエッセンスが込められている。以上のように、ニュースには様々な規則があるが、基本的なポイントが把握できれば、なんの状況にも対応できると思う。
3.訳文について.................................. 5
3.1 訳文の評価................................................ 5
3.2 翻訳文本に対する分析.................................. 5
4.翻訳実践のまとめ..................................... 16
4.1 適当な翻訳方法を選択すること............................ 16
4.2 今後の課題......................................... 17
3.訳文について
3.1 訳文の評価
翻訳実践において、翻訳作業と校正作業の後、訳文の質を検証するのが欠かせない一歩である。従って、外部の評価は翻訳実践における重要な一環である。筆者は 52編の訳文を整理し、アンケート調査という形式で、外部の評価をもらった。本実践では、筆者は主に中日両国語を使いこなす日本語科の先生と日本語 を母語とする各年齢層の日本人及び両言語の言語力と背景知識を持っているMTI の学生という三種類の人を調査対象として評価をもらった。具体的なやり方といえば、中日両国語を使いこなす日本語科の先生に原文と訳文の中身 の対応と修正すべき所を指摘してもらった。日本語を母語とする各年齢層の 日本人に訳文における言葉遣いや表現の誤りについて指摘と評価をもらった。両言語の言語力と背景知識を持っている MTI の学生に翻訳を勉強している学習者の角度からより適切な表現があると考えれば、アドバイスを書いてもら った。
評価の意見といえば、調査対象に「大体の中身が訳出したが、言葉遣いや用語に誤訳な所多少ある」や「訳文の大体の意味がわかるが、おかしい表現がある」といった評価をもらった。筆者はこのような評価を分析した上、訳文の問題を三種類に分けている。まず、中国語の影響で、日本人に理解しにくい訳出が出た。そして、校正作業の不足で、誤訳と訳出漏れの部分もあった。また、筆者の翻訳の能力不足で、不自然な言葉遣いや表現もあった。
4.翻訳実践のまとめ
4.1 適当な翻訳方法を選択すること
本論は主として「猩聴訳」においての翻訳実践に基づき、実際に携わった仕事の内容の一つとして発成したテクストを例にして、ニュースの翻訳について論じてみた。翻訳作業中、ニーズに応じて試しに様々な翻訳テクニックを翻訳作業に応用してみたが、拙論では主に改訳という翻訳作業において訳者に融通性のあるテクニックを重点に論述を繰り広けた。勿論、改訳において相対的に訳者が個性を振るう空間が試与されているが、訳者としていざ翻訳作業に取り掛かる都度に、個人の好き嫌いから気の向くままの翻訳が許されず、一定の翻訳理論をもとに、翻訳作栗を成し遂げるのが基本である。そして今回の実践を通じて、スコポス理論が改訳作業においてどれほど大事で意義のあるものかしみじみと覚えた。スコポス理論の指導のもとで行った改訳実践の総括として三つの点に締めくくることができる。一つ目は見出しである。ニュースの見出しの翻訳において、疑問文だけで終わるのが断固禁止なので、改訳時に原文における疑間文の見出しをすべて明確で妥当な表現に改訳し、また、受容者が中国人の場合、さらに、趣味性のある内容をも適切に見出しに付け加えた。中日両国の文法がそれぞれの特徴がある。日本語主語省略の習慣、動詞名詞化の表現形式のため、中国語に翻訳する時に、主語、述語、目的語または連用修飾語などを加訳なければ、訳文は中国語として完全な文にならない。また、理解を間違えることを防ぐためには、変訳が必要である。中日両国 はそれぞれ違う慣用的表現を持っている。日本語を中国語に訳す時に、論理的関係を強めるためには、変訳によって、訳文をさらに流暢にすることができる。そのほか、中国語と日本語は違う言語系統に属すると思われている。日本 語は膠着語であり、助詞と助動詞が接着剤のようなものである。そのため、 語順に関して、中国語よりは日本語のほうがもっと柔軟である。そのために、日本語を中国語に翻訳する時に、逆訳方法が必要である。これを通じ、中国 語らしい訳文ができる。
参考文献(略)